たかひろが考えて、考えて、考える!

青山繁晴さんの独立講演会で出会った方々に心を動かされて始めたブログです。 みんなで青山さんと一緒に考えて、考えて、考えましょう!

航海者たち

 「日本人は航海者だった。」

 

 テレビがついていて、NHKの深夜番組がかかっていました。

それが人類進化学者の方と俳優さんのトークで、ずいぶん久しぶりにじっくりテレビを見ましたが、すごく面白かったです。

 

確かに言われてみると日本列島に来るには100%海を越えてくる必要がありますよね。

つまり、日本人であることは航海者の子孫であるということ。

大陸から見える無限に広がる水平線を、わざわざ命の危険を冒しながら越えてきたわけです。

大陸で普通の暮らしを続ければ、そのままの生活は続けられます。

その普通の生活をすべて投げうって、なにがあるかもわからない海を越えていく。

今でこそ、海の向こうにはどんな世界が広がっているのかが分かります。

それが、今のような航海技術もない時代に、何があるのかもわからず、そもそも何もないかもしれない海を渡ってきたのです。

 ぼくらのご先祖は、何を思って、何を目的に海を渡ってこの島に渡ってきたのだろう。

そこに、この極東の島国の民族が何たるかが隠れている気がします。

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海の日 神戸ボート天国

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 7月の17日は海の日です。

海の日ということで神戸港で船のイベントがあり、それに参加してきました。

今年は神戸港が開港150周年ということで、沢山のイベントが一緒に開催されて、ずいぶんと賑わっていました。

かなり早く着いたので一回りしてみると、職員の方がもう準備を始めていました。

これは「Dr.海洋」という、海の掃除を担当している船だそうで、乗組員の方々の制服を見てわかる通り、国土交通省の船です。

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 早く着きすぎたので、観光船に乗りました。

モザイク辺りから出発して、神戸空港の手前を回って帰ってくるルートです。

二階に上がると、暑さを忘れさせる爽やかな海風が気持ちよく、中も盛況でした。

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突堤の岸壁で一般公開される船が並んでいるのが見えます。

これが出発直後です。

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東の方向、大きな帆船の並んでいる辺りで放水パフォーマンスが見えました。

真っ赤な塗装で分かる通り、消防の船です。

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このKの字が大きく描かれた巨大な船は出来上がって間もない自動車の輸送船だそうで、7000台以上の車を運べる能力があるとアナウンスがありました。

見上げるような大きさでした。

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そして船は工場群に近づいて行きます。

これは川崎重工の神戸工場。

巨大なクレーンとドックが続々と見えてきます。

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こうして見ると、市街地とかなり近いですね。

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そして、そこに現れたのがこれです。そう、潜水艦!

潜水艦は神戸の工場で作られていて、建造中の潜水艦を見られるのは日本でここだけです。

この奥隣に三菱の造船所があり、自衛隊の潜水艦はこの2社で毎年交互に建造するそうです。

旭日旗が美しく風に揺れています。

建造段階で旗もついているんですね。

外観は完成していますから、完成間近、あるいは完成している潜水艦の整備中でしょうか。

間違いなく世界トップの性能を誇る日本の潜水艦がこんなに近くで作られているというのは嬉しかったです。

神戸の造船所は空母「瑞鶴」をはじめ、歴代の軍艦も数多く作られてきた伝統のある造船所です。

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すぐ近くで見られました。

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かわいい熊の人形がありました。

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こちらが三菱の造船所です。

見えにくいですが、こちらでも潜水艦が建造中です。よく探すと、二枚目にあります。

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東の方の突堤には大きな帆船が沢山集まっていました。

ロシアと韓国の帆船も一隻ずつ。

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そしてこれが、我らが日本の「海王丸」です。

写真では伝わりにくいかもしれませんが本当に大きくて、かっこいい船でした。

詳しくは後ほど。

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こちらは兵庫県で唯一、水産科のある香住高校の実習船です。

兵庫県のマークが見えます。

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そして、真っ白の船体に青いライン、ひと目でわかる海上保安庁の巡視艇です。

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 観光船を降りると、見に行ってみました。

早くも一般公開のために長蛇の列ができています。

今回対象になっていたのは「ふどう」という巡視艇です。

放水銃が並んでるのを見て分かる通り、消防能力の高い船で、毎分16800ℓもの放水が可能だそうです。

中には計器類がぎっしり並んでいて、ピカピカの船体で新しそう。テクノロジーの詰まった船なのでしょうね。

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親子連れの姿も目立ちました。

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外の様子が映し出されるモニターです。

赤外線で夜間でも状況が確認できるとの説明があったように思います。

それぞれの計器に丁寧に説明書きがありましたが、後ろも詰まっていたのであまり読めませんでした。

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これは日本の初期の帆船をもとにした観光船だったと思います。

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これが水産庁の漁業取締船「白鷺」

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 ここでは船の前のテントで搭載されている装備の解説がありました。

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ベテランの乗組員の方が丁寧に解説してくださいました。

カラーボールを打つ装備など、さまざまなものがありました。

武装できませんが、様々な工夫で自らの安全は守りつつ、違法船舶に対して適切な対応をとれるようになっています。

防弾、防刃のチョッキを実際に持たせていただけましたが、見た目の何倍も重いです。

水産庁というと正直あまりピンとこない地味な機関だと負いますが、この重厚な装備を見ると、いかに危険な任務をこなされているのかが分かります。

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これは防刃手袋。刃物が突き抜けません。

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この水産庁のマークは「水」の字がもとになっているそうです。

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これは水上警察のブースになった説明書き。

潜水艦などの進水式の警備もしているそうです。

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かなり歩いて帆船のエリアまで行きました。

その大きさと遥か見上げる高さの帆がなんとも綺麗でした。

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すごい人です。

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神戸海洋博物館にも行きました。

あのポートタワーと並んだ白い独特の形をした建物です。

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帆船の展示が出迎えてくれました。

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そして、その中にある川崎ワールドに行くと、沢山の展示物で川崎重工の歴史を学べます。

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あのブルーインパルスで有名なT-4練習機も川崎製なんですね。

その航空機の歴史は古く、ライト兄弟が飛んだ15年後には飛行機工場が出来ていたそうです。

大東亜戦争時の「飛燕」などは有名ですね。

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そして、真珠湾攻撃にも参加し、戦争末期まで生き残った幸運な艦として有名な空母「瑞鶴」も川崎の神戸工場で作られました。

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潜水艦「おやしお」

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ガスタービンの細密な模型も。

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そして、川崎重工と言えば新幹線!

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飛行機も新幹線も、あまり見ない正面からの姿がすごくかっこよかったです。

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 最後にこの日のベストショット。

船に向かう、おそらく海上保安庁の士官の方々だと思いますが、後姿がなんとも絵になりますね。

やっぱり船乗りの真っ白な夏服って最高にかっこいいです。

 やっと夏休みに入りましたが、明日からは補習なので何か変わるわけではなく学校です。

勉強もがんばりつつ、中身の詰まった夏休みにしたいです。

 一緒に見てまわって下さった講演会仲間のEさん。本当にありがとうございました。

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自然

 期末試験、模試、英語の試験、と試験が続いていたのが今週でやっとひと段落して、少し落ち着けました。

ただ、試験終了とともに発表されてきた課題と、夏休みにしておかなければならないと思う復習の量を考えると、あまり時間はないと思いつつ、いろんな場所に行けるといいなと思っています。

何といっても、来年の夏休みは勉強漬けの毎日となるはずですから、時間のある今年のうちに沢山の経験が出来ればと思います。

 

 試験が終わってから、息抜きに何度か釣りに行きました。と言っても、近くの川や用水路で小物を釣っただけです。

用水路に行ったときには100匹近く釣れました。

細く続く用水路が急に開けて、一段低くなった水溜への流れ込みに小魚が集まっている場所で、浮き下を10センチ前後で調節して流していくと数秒でつついてきます。

浮きが沈み込んだところであわせると小さなモロコかオイカワが掛かっています。

魚取りに明け暮れていた小学生でしたが、用水路での釣りなんてそれ以来です。

やっぱり久しぶりにやってみると楽しいです。

竿は用水路でも使いやすいように1メートルちょっとの竿を竹で作りました。

最近のカーボン製のハイテク竿もいいですが、こんな原始的な竿もぼくは大好きです。

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そうしていると、お祭り帰りの親子がやってきて興味を持ってもらえたらしく、しばらく話していました。

お父さんがぼくと同じ中学、高校の先輩ということもあり盛り上がっていたのですが、小学生の男の子の兄弟が釣ってみたいというので、ふたりに釣り方を教えていました。

そのあたりに投げて、そう流していって、ほらそこで上げる!あー、惜しかったなぁ。

苦戦しつつも本当に楽しそうで、ぼくも嬉しかったです。

 今思うと、都会と比べるとそれなりには自然の残っている加古川でも今は川遊びをする機会もほとんどないのでしょうね。

そういえば、ぼくが小学生の時にも用水路で魚釣りをしているのを、そのとき話しかけてきたおじいさんに学校に報告されて、すごく怒られた記憶があります。

 先日も学校帰りに住宅街の真ん中の道路でキャッチボールをする小学生がいて、鉄板で塞がれた溝を覗いています。

どうもボールが入ってしまったようで、自転車を降りて鉄板を持ち上げて取れるようにすると、丁寧にお礼を言ってキャッチボールを続けていました。

 「こんなとこ、車も人も通るし危ないから公園でも行ってした方がいいで」

なんて言おうと口を開こうとしましたが、思い出しました。

近くの公園と言えば、ほとんどが球技禁止になっています。

小さな子や高齢の方もいるので危ないのはわかります。しかし、高齢の方がゲートボールを楽しんでいるのは、それも確かに大切ですが、子供が思いっきり遊びまわれる場所も必要ではないでしょうか。

公園に行って、ゲーム機を取り囲んでいる小学生たち。

こんな光景を見るのは本当に嫌です。

最近の子供は元気がない。

そう言う方もいらっしゃるけど、そうできない環境にしている大人の責任もあるのでは?

これが大都会になると、もっとひどい状況なのでしょうね。

非常に難しい問題だとは思いますが、改善の方向には向かわせていかないといかないといけないと思います。

 

 加古川にも行きました。

加古川は家の近くの下流の水は汚れていますが、それでも県下一番の大きさ。ぼくの大好きな川です。

潮止の先の魚道の川下では毎日、鱸狙いの釣り人が並んでいます。

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ぼくもこの手前の岩が並んだような場所で小魚釣りをしていました。

この潮止までは潮の満ち引きの影響で水位も大きく変化しているので、当然ながら海水も混じっています。

汽水域というのは面白いところで、水位、塩分濃度、流れの方向などが一日のうちに常に変化していて、生き物の生態も特殊です。

川とも海とも違う、第三の水辺です。

それゆえに強い魚が多く飼いやすい魚が多いです。

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ボラ、スズキ、チチブ、ハゼ、コイ、フナ、テナガエビなどなど魚種も幅広いです。

 加古川についてのネット記事を見つけたのですが、今では信じられないほど昔は綺麗な川だったそうです。

今は潮止以北のしばらくの下流域は泥底で流れもほとんどなくコイやフナしか見られないのですが、昔は綺麗な石底の瀬が広がっていたとのこと。

それが変わったのは加古川大堰が出来てからで、流れがさえぎられるのでそれより南の川が池のようになってしまったそうです。

しかし、大堰のおかげで利水の状況がよくなったのは事実で、難しいところです。

川の研究や土木技術もどんどん発展していますから、日本の技術でこんな問題も解決していかなければなりません。

両立できない話ではないと、ぼくは思います。

 とはいっても、今でも鮎や鰻が遡上してくる川です。

小さな時から親しんで、ぼくが大好きな川であることに変わりはありません。

 それにしても、こんな少しの自然とのふれあいでも、格段に体は元気です。

不思議なものですね。

 

月曜日には出かける予定があるので、そのレポートも書きたいと思いますのでお楽しみに。

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時間は平等

 期末試験中です。

水曜日まで。

 

 中学の先生がよく

「親も担任も選べへん。頭の良し悪し、運動神経の有る無しは、みんな違う。

でも、時間だけはみんな平等に一日二十四時間や。」

 時間は同じ。

じゃあ何が違うのか。

 

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難しい

 明日、文化祭の準備が終われば一息つく、というわけにもいかず。

今回は期末試験が早いので大変です。

文化祭、期末試験、GTEC、模試。

7月の前半までは踏ん張らないといけません。

いろいろと試行錯誤はしてみるものの、なかなか上手くはいきませんね。

それでも、折れずに続いていますから、ご心配なさらず。

 

再開

 パソコンが壊れてしまい、しばらく更新できていませんでしたが、新しいパソコンを祖父に買ってもらえたので、これから少しずつ再開できます。

前ほど頻繁に更新はできないかもしれませんが、日々思ったことから、ちょっとしたレポートなど、前と変わらず記録に残していきます。

 

 毎日いっぱいいっぱいですが、頑張っています。元気です。

ずいぶん更新していないのに、このブログに訪問してくださる方々、本当にありがとうございます。

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