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たかひろが考えて、考えて、考える!

青山繁晴さんの独立講演会で出会った方々に心を動かされて始めたブログです。 みんなで青山さんと一緒に考えて、考えて、考えましょう!

危機管理の本当の専門家

 

 産経新聞の夕刊にこんな記事がありました。

 

www.sankei.com

 

 毎日、学校から帰宅すると、郵便物を取り、読みながら家に入って行くのですが、一面に一番大きな面積を取ったこんな記事がありました。

学生をテロから守るために、大学が危機管理の専門家に研修を依頼しているとのこと。

見出しを見たときは嬉しかったのです。

日本も少しずつテロ対策に取り組んでいるんだなと。

しかし、中身を読んでみると、想像していたものとは違っていました。

 

海外の学生、安全確保は大学の責任!? 危機管理研修、渡航願提出… 私的旅行もフォロー(1) - 産経WEST

 

この図に簡単な要点がまとめられているのですが、一番気になるのは一番下の「もし襲撃があった際には」の項目。

「建物の陰に隠れる」「大の字に伏せる」とありますが、これだけでなく、全体の記事から受ける印象として、出来るだけ目立たないようにその場に隠れておくのがよいという感じを受けます。

とにかくその場で動かなければいい。  

バングラデシュのテロを忘れたのでしょうか。バングラデシュの時に犠牲になった日本人の方々は、「私は日本人だ」という趣旨の発言をしながら、その場にじっと留まっていたから殺されてしまったそうです。

同じく店内にいた人でも、裏口から素早く脱出した人は、助かった方も多かったとのこと。

日本人の方々は人間がすることとは思えないような殺され方で殺されたとニュースで知りました。

もし、その日本人の方々が事前に、テロにあった際は現場からいち早く離れるべきだという指導を受けていらっしゃったら助かっていたのかもしれないと思うと、本当に胸が苦しくなります。

そもそも、あのテロの標的は日本人ではなく、イタリア人だったそうですから。

この記事に書かれていることから、そのまま受ける印象で行動するとバングラデシュで起きたことと同じことが起こると思えてなりません。

これを読めば、だれでも襲撃された際は、とにかくその場に伏せてじっとしていることでしょう。

学校で教わったことがそのまま頭に入っていき、問題は山積みでも新聞をどの国の人よりも買う日本人ですから、この記事を真面目に読んでテロ対策を考えた方も多いことでしょう。

この研修を実際に受けたわけではないのでわかりませんが、記事通りの内容だったとすると学生さんが心配です。

青山さんのように、世界を歩き、実際に現場を見て回り、各国の専門家と議論をしている本当の専門家は日本にいったい何人いるのでしょうか。テレビのいわゆる報道番組にでてくる、なんちゃってコメンテーター。

原稿丸読み、中身はすっからかん、人の文句を言えて、何かしらの肩書があり、問題発言を起こさず、芸能事務所に所属していて、金さえ払えば言いなりになる。

これがテレビに出る条件の様です。

今やテレビというメディアには、リアルタイムでいち早く情報が入手できるという利点しか感じられません。報道番組と言いながら、主はワイドショー。

芸能人の不倫がどうだとか、なにが解散するだとか、、ぼくにとってはどうでもいいのです。

好きな番組もいくつかありますが、最近なかなかテレビを点ける気になれません。

ただ、メディアも商売ですから、視聴者受けすると思っている番組をつくります。

低俗な内容を楽しみにしている、ぼくも含めた国民の側の意識も変えていかないといけませんね。

あまりにも腐りきった今のメディアを変えるには、結局はぼくらの側から変わっていくしかないんだと最近思います。

 

人の集まる行事や交通機関を使う際には、テロリストの襲撃があった時にはどこから侵入してきて、どういう武装で襲ってくるのか。

いち早く逃げるにはどのような道があるか。

隣の人を守るには。

捕らえられたらどうするか。

わからないなりにも考えるようにしています。

 

テロ対策が学校や講習で簡単にプロから教われるようになって欲しいと思います。

 テレビで偉そうにしている人たちではなく、青山さんや、最前線の現場で働く人々の意見を広く、一般向けに知らせていくことが、テロでの犠牲者を減らし、やがては抑止力にもなります。

ぼくたちが築ける簡単な抑止力です。

 

青山さんが提案されている地下商店街のシェルター化をはじめとした抑止力、日本の抑止力としての戦力の保持にプラスして、ぼくたちひとりひとりの意識がぼくたちを守り、戦争を防ぐことにも繋がるのだと思います。

国と言っても、人間が集まって構成しているものですから、ぼくらが変われば国も変わる。そう信じています。