聞くということ 2
三島由紀夫受賞時に記者の質問にうんともすんともお答えにならなかった蓮實重彥さん。
インタビュアーになって北野武さんと対談なさっている動画を見つけました。
人の中身を引き出す力は何よりもの財産になると確信しています。
そのためには、自分の中にも物を詰めこまなければなりませんね。
「質問」で相手の中身は引き出せないという教えは、何人かの方に教わったけれど、少しわかってきました。
そのためには語彙を蓄え、それを適当に並べ、適切な発声で外に出す力が必要であることもです。
こんなことは学校でなかなか教えてくれません。
前に少し書いた化学の先生はそんなことを教えてくださるのでぼくは好きなのです。
でも、みんな文句ばっかり言ってます。
雑談ばかりですから。あんな授業、テストの点がとれない、と。
でも、それを興味津々に聞いているぼくが化学に関しては首位を取っているわけですから、ぼくは文句を言い返します。
「なんであの先生の授業でそんな点取れるん」
逆に、あの先生じゃないと化学は苦手だったんじゃないかと思います。
でも、なんだかんだ言いつつ、みんなその先生のことは好きなんですよね
異分野への挑戦は大切だと思いました。
それは完璧でなくてよいのだと思います。
オリジナルなものとして完成していればよいのだと思います。
天才の母親こそ本当に天才だと思いました。