たかひろが考えて、考えて、考える!

青山繁晴さんの独立講演会で出会った方々に心を動かされて始めたブログです。 みんなで青山さんと一緒に考えて、考えて、考えましょう!

なんだかなあ

 わかりやすいというだけが「いい授業」の基準だというのはどうかと思います。
確かにそれは受験戦争を生き残るには有利に働く授業ですし、楽に点を取れる優秀な授業なのだと思います。評価される授業です。
 てんで何を言いたいのかわからない授業をする先生がいます。
大谷選手を褒めたくるメディアへの文句を言っているかと思えば、次の瞬間にはリーチマイケル選手への絶賛です。
これでは点は取れません。実際、この先生の科目は皆大嫌い。悲惨な平均点です。評価されない授業です。
 でも、その訳のわからない話の意味を考えてみるのもアリなんじゃないでしょうか。
数学でぼくには到底取れない点を取る同級生に数学とはなんぞやと問いかけて、はっきり答えられる人が何人いるかなと考えてしまいます。
先生の話す昔風の義理人情は誰にも通じません。
合理主義的な社会はどうにも気が合いません。
近道をしようとして遠回りをしている気がします。
それなのに苦手な近道をしようとして、実際はあまり進んでいないことに気付きました。
はじめから自分の思うようにしていれば良かったなと。
でも、それこそこの高校生活で学んだ1番のことだということにも気づきました。
そんなことを、久しぶりに開いた寺田寅彦先生の随筆を読みながら思いました。

ひとりで歩く東京は大きかったです。
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