地獄のゴールデンウィーク
体中が痛み、眠気は容赦なく襲ってきます。
一日が48時間なら、と何度思ったかわかりませんが、時間は人類みな平等ですから仕方ありませんよね。
数Ⅱ、数B、英語、古典、現代文、化学、物理、地理。
焦りに焦って、頭が余計に回らなくなります。
追われるのは何事もよくありません。
一緒に馬鹿なことを沢山した友達と、自動車を何とか追い越そうと全力で自転車をこいだ小学生の頃の感覚が甦ります。
あれは、一度もかなわなかったけれど、今回はそういうわけにはいかないです。
こうなれば、オートバイのエンジンを拾ってきてオート自転車にでもするしかないなぁ。
こんな馬鹿なことばかり考える小学生時代でした。
あの頃の自分の方が何倍も生き生きしていたなぁ。
こころとからだの休憩
昨日、いえ、もう一昨日になってしまいましたが、結局学校を休んでしまいました。
ぼくは断固として強行登校するつもりだったのですが、同じく寝込んだ母に無理やりに止められ、丸一日休んでいました。
朝に一瞬だけ起きてから、なんと気付いたのが夜の10時です。
完全に一日中寝ていました。
起きてすぐは微熱が残っていたものの、お風呂にゆっくり浸かって、あれこれと動き回っていると、あっという間に平熱に戻り、そこからは平常運転です。
何よりも感じたのが、身体の軽さです。
信じがたいほどに方の重みが抜けて、集中力のきれ方も桁違いです。
いかに休憩が大切かを学びました。
程よく体を休めることで自分の最大限の力を発揮でき、結果的には効率よく時間も短縮できるということですね。
昨日は朝昼のうち勉強は済ませてしまって、家族一緒に、母のいとこであるおじさんの家に七輪パーティに呼ばれ、夕飯をよばれに行きました。
所有する山にも連れていってもらい、素晴らしい景色と自然の潤いに、心の水分補給をしてもらえました。
初めて会いましたが、素晴らしい人と環境で、ストリートスマートを磨けた気がします。
心も体もリフレッシュできたので、今日からまた勉強です。
中学の友達と勉強をする約束なので、一日中びっしりと、将来の話なども交えつつ、ブックスマートに励みたいと思います。
パンクして、修理して、またパンクして
パンクして、修理して、またパンクして。
そんな毎日が続いています。
どうも風邪が流行っているようで、それに完全にやられました。
何度も吐きかけ、山のような教科書の重みにふらつきつつも、何とか帰ってこれたのでよかったですが、あまりにも状態が悪いです。
振り返えると、布団に入るのが最低でも3時という毎日が続いていて、健康、勉強への悪い影響が表面に出てきていました。
しかし、2年生になってから格段に増えた勉強量を考えると、ぼくの脳ではそうでもしないとついていけません。
すべきことが膨大で、どこから手を付けていいのかもわからないパンク状態ですが、手探りで頑張っています。
新学期が始まったと思ったら、あっという間に中間試験が間近になっていて、一時間でも欠席するわけにもいかず(入学以来、なんとか皆勤です)、明日に備えて最低限の事だけは済ませられたので、今日は少しゆっくり休みます。
ゴールデンウィーク、どうも有って無さそうです。
試験勉強漬けです。
下手をすると、長期の休みの方が厳しいです。
では休みが明け、試験が終わると休めるか。
どうも、そうでもなさそう。
とにかく、目の前の自転車をこいでいくしかありません。
うむ。
この土日、しなければならないことが桁違いに増えたので、課題に取り組むだけで終わってしまいました。
これは何かいい方法を考えないと、身動きが取れなくなってしまいそうです。
それに、睡眠時間を確保しないと。
頭がフルに回っていないのが自分でもわかります。
出来ることも出来なくなるのは避けたいです。
アートな気分
久しぶりに絵具の瓶を開けてみると恐怖の光景が広がっており、長らく使っていなかった絵具さん達に怒られた気分なのですが、その手入れをしているとアートな光景が広がって、ついつい遊んでしまいました。
絵具といっても種類は様々ですが、これはポスターカラーです。
ニッカーというメーカーの日本製で、その品質の高さから気に入っています。ちなみに、あのスタジオジブリの背景画もこの絵の具が使われています。宮崎駿さんは政治的な意見では180度違うけれど、芸術家としては本物の天才だと思っています。
「アニメーションは子供のためのもの。未来を背負う子供たちに創る。」
という宮崎さんの哲学が、あの子供から大人にまで、そして世界で愛される映画が出来る理由だと信じています。
ポスターカラーという絵具は食べられる成分がメインのようで、放っておくとゴキブリ被害に合ったりするのですが、カビにとっても格好の標的のようで、一枚目の写真の通りの状態です。高校に上がってからは油絵がメインで水彩の道具は放置されていたのですが、何に関しても頻繁に使うことが最大の手入れとなることを実感しました。
さて、久しく水彩絵の具を持ち出してきたのには理由があって、それがこちら。
https://www.facebook.com/groups/685441278302269/
講演会でのお茶会メンバーである中田さんが紹介くださったのですが、フェイスブック上でこんな計画をスタートされた方がいらっしゃるようです。
話題のクラウドファウンディング(ネットで個人からの投資を募る、という解釈をしていますがよく知りません。)を活用して青山繁晴さんの沖縄での講演を実現しようとのことです。そして、それにあたってポスターが必要となるそうなのですが、それを描いてみようと思っています。もちろん、採用されるかは全くわかりませんし、他に応募があればそれはそれでいいと思っています。あたらしい作品作りのきっかけでもありますから。
説明を読む限り、この方の熱意は本物だと思っています。
間に合うかもわかりませんし、ダメならそれはそれで良しです。ちまちまと描いていきます。
さて、(このような切り替えの接続詞、大切にします。池田さんからのアドバイスです。)そんなことをした後に庭に出てみると、そこにも鮮やかな色が広がっていて、やっぱり自然が最高の芸術家だと実感させられます。春の目覚めを迎えた木々の生命力に心の底から元気が湧いてきます。
新年度が始まって一週間。
春休みの後半から始まっていた地獄の忙しさの日々がピークに達していたのですが、やっとひと段落つきました。
学校が始まってからも理系の大変さを先生方に脅され続けられる日々なのですが、そんなものに負けません。むしろ、やってやろうじゃないかとやる気が出ています。
理系と文系だとやるべき内容の量が桁違いらしく、英語、数学、理科は出来て当たり前。その上で国語と地理で差をつける。というのが基本方針だそうなのですが、自分の成績を見つめてみると得意教科と苦手科目が理系の必要条件と比べて逆転気味。
すごいところに来てしまったと思いつつ、逆に言えば、英語と数学さえどうにかすれば先が見えてきます。
今の時代、英語はどの分野、どの世界でも逃げられません。
出来ないなりにも、二年生での英語の基本の勉強方針は定められました。英語は二年生でどうにか克服できなければ終わりです。幸いなことに、理科と国語、それに地理は自分の中では得意でいられているので、そこは助かります。どうも、理系で国語が苦手でないのは結構助かるみたいです。
ただひとつ、衝撃の事実が新年度早々に発覚したのですが、なんとクラスが男子だけなのです。男女比半々の共学なのですが、理系は8クラス中の2クラスで、そのうちの女子は二つ目のクラスに固められています。モノクロ写真のような教室の風景が未だに慣れませんが、男子校気分が味わえて、これはこれで結構楽しく日々を送っています。それに成績で分けたうちの上のクラスなので、周りに真面目な子が多くて勉強もしやすい環境で、それはすごくよかったです。
ぼくの通う高校は、毎年、国公立大学に通るのが2、30人で、決して学区内でトップレベルの高校ではありません。ですが、大阪大学や神戸大学にも毎年何人かの卒業生がいます。つまり狙えない場所ではないのです。ただ、あたりまえですが学年でトップの成績は収めてないといけないのでかなりの努力が必要です。
とにかく、二年生では苦手科目を消していって、三年に上がる頃にはそれに磨きをかけるというスタイルで行かないと、ぼくの頭の場合はとても間に合いません。
まだ自由に動ける二年生の内に何より大切なストリートスマートも磨きます。
そんなこんなの課題も山積で、早くも大変な一年間になる気配で満ちていますが、ある程度の方針はしっかり持って中身の詰まった年にします。
それにしても、北朝鮮に関する一連の動きが冗談では済まなくなってきました。
頭ではわかっていても、どうしても自分とは離れた場所に置いてしまいます。
知らず知らずのうちに、自分だけは関係ないと。
自分だけは安全なところに置く癖はいい加減に抜け出さなければなりません。
なにより、北朝鮮には拉致被害者がいらっしゃいます。ぼくらの手で取り返さないと。取り返すんです。
これらも中田さんが紹介くださいました。
【無料ダウンロード】核攻撃対応マニュアル『今すぐやる!核爆発から身を守るマニュアルβ版』を配布いたします。 - 災害対策本部の活動
パニックにならず、地下への退避が基本です。
海老沼さんが神戸の独立講演会での写真を送ってくださいました。
見事な写真を背景に、いい写真ばかりです。
日本の春はいいですね。
お茶会はいつもの通りの濃さ。青山さんのお話も今の情勢の厳しさもあり、重要な話ばかり。
睡眠もほぼゼロの状態で正直倒れてしまいそうだったのですが、それでも行って本当によかったです。
見逃していたもの
好きなことを得意分野にしている人ほど強いものはないと思う。
しかし、苦手なことを得意分野にした人は、全く違う強さがあると思う。
それは、一番身近な職である学校の先生方に多いことに気がついた。
先生が前でお話しされるのは数えきれないほど聞いたけれど、聞き入ってしまうような話を出来る先生ほど、昔は引っ込み思案で前に出ることがなかったと仰る先生が多い。
自分でつかみ取ってきたものには、それにしかない力があるはず。
地道さもひとつの能力だと思った。
世の中には天才型と努力型の人がどちらも欠かせずに必要だと思うけれど、それはひとりの中の分野にも当てはまると思う。
つまり、本来持って生まれた能力と、努力で獲得した能力によっての相乗効果が必ずあるはず。
ここからは全く別の話ですが、通学路沿いの老人ホームの前を通りかかった時のことです。
大きなガラス戸越しに、ひとりのおじいさんが外をぼーっと眺めていました。
ほんの数秒だけ目が合いました。
建付けて間もない清潔なガラス戸を通して見るおじいさんの目から確かに伝わった表情が頭から離れません。
たったひとりで外を眺めるおじいさん。今まで日本を背負って、ぼくらに繋いでくださった。その人生の重みが佇まいに現れていて、そのまっすぐな視線の中に見えた何とも言えない寂しさ。寂しさだけではない何か。
しかし、決して今の生活が楽しくないようには見えなかったのです。満たされたものの隙間から見えたのです。
それだからでしょうか。完全に焼き付いてしまって、ずっと離れません。
↓お茶会in京都の帰り
いつでも、どこでも、誰に対してでも
いつでも、どこでも、誰に対してでも。
地道な積み重ねを続けていると、ささやかな成果は出る。かもしれない。
灼熱の夏も、凍てつく冬も乗り越えてきて、早くも散り始めた学校の桜を掃きながら。