計画力
別の高校に進学した中学の同級生がいます。
卒業してからも仲良くしていて、しばらく前からLINEを使って一緒に勉強しています。何に関しても彼は計画魔で、その細かさには毎回脱帽です。
平日は毎日単語の問題の出し合いをするのと、彼の立てた恐ろしい密度の計画表に沿って数学と化学の参考書や問題集を解いていきます。
でも、彼に言われて冷静に考えてみると確かにそのペースで勉強していかないと間に合いそうにないのです。
しかしながらその量は凄まじく、先ほどLINEを開いてみると通知が96件。
今年中に解く数学の問題全ての写真でした。
これに化学や学校の課題が乗っかってくるわけですから悲鳴しか出ませんが、着実に頭に入れていけば、新学期の模試にはそれなりに対応できるようになっているでしょう。
共に頑張れる友人がいることほど力になることはありません。
それにしても、計画表に年越し蕎麦ならぬ「年越し入試問題」と書かれているのには笑ってしまいました。
寒いから、温もりが感じられる
今日はかなり久しぶりに映画を借りた。
有人レジが廃止され、レジが自動で清算を済ませるマシーンになっているのだが、どうにも慣れない。
バーコードを自分で機械に通すのだが、毎回カードを通す前にバーコードをかざして上手くいかず、あたふたしている。
10秒程のバーコードとの苦闘が終わって、気が付いてカードを通したとき、店員さんが声をかけてきた。
月に1000円程度支払うと旧作の映画が借り放題になるとういうシステムがあるらしく、それを丁寧に説明してくれた。
それがすごく理想的に聞こえた。
ぼくはどうにも、この手の販売戦略に弱いらしい。最近気が付いた。
今考えると、自分の映画鑑賞の習慣からして、赤字となるのは確実である。
しかし、それに気が付くのには随分と時間がかかるわけで、そのうえに初月無料なんて言われるものだから、その場ですぐ注文するつもりになっていた。
ところが、その店員さんの口から「クレジットカード」という言葉が出てきた。
ちょっとまってくれ、ぼく、高校生ですよ。
この前、牛丼のチェーン店でビールの割引券を貰ったときのそれと同じ感覚だった。
クレジットカードを持っていないのでと丁寧に断り、マシーンとの無言の格闘が終わった後、自転車を跨いだときに気が付いた。
ぼくは大学生と間違えられるようなことがよくある。
その容姿で今日着ている服が、地味な茶色のジャンパーなのだ。
寒くて前のファスナーもしっかりとめているものだから、ジジくさい事この上ない。
たしかに、クレジットカードが似合う男に見えなくもない気はした。
思えば、よく友人からお前はジジくさいと言われる。
内面、外見ともにそうなのだそうだ。
いつも「そんなことないわ!君たちにはぼくのセンスがわからんのだよ!」なんて言い返してはいるが、そういわれても仕方がないのはわかっている。
自分がちょっと変な奴なのだということはわかっている。
でも、笑いのネタにはするが、最近は別に気にしたりはしていない。
これでも中学の頃よりはましになっているのだ。
それなりに身だしなみやら何やらと、いろいろと気は使っているのだ。
逆に、「これが洒落ている」と着る服まで横並びになるのはどうかと思う。
流行りというシステムがぼくにはよくわからない。
「今年はこういうのが流行ってるからね~」
んー、誰がそれを決めるんだよー。
流行っているからといって、それに合わせてどうなるのだろう。
みんな一緒の服って変じゃないか。
しかし、よく考えるとわからなくもない。
学校に行くと、周りと一人だけ違うという状況は避けてしまうし、どうしても横並び意識は働く。
それと同じものなのだろうと考えると、なんとなくわかるような気もした。
地味なジャンパーに吹き込んでくる風が刺してくるのに耐えながら自転車をこぎつつ、そんなことを考えていた。
信号を待っているときに、目の前を向かい風に突き進む自転車が通っていった。
お母さんと後ろに載せられた小さな息子くん。
お母さんが「ひゃ~~さむい~~!ひゃ~~!」なんて全力な顔で、それに明るい笑顔で悲鳴をあげるなか、後ろの小さな坊ちゃんはモコモコの暖かそうな格好で「おれ、じぇんじぇんしゃむくないし~♪」なんて言っている姿がなんとも微笑ましかった。
小さな子供とお母さんの、あの唯一無二のふたりだけの時間は不思議な時間だと思う。
一日中寝ていたい
やっと明日で試験も終わりです。
対数と微分
あまり時間を取れなかった数学が思いのほかスラスラと書けて、いつもよりも良さげです。
それでも時間が足りなくて回答用紙には空欄ができてしまい、改めて厳しいものだなと思います。
担任の数学の先生の作る試験なのですが、毎回細かいところも含めて冷静に柔軟に解いていかないと必ず落ちる落とし穴を盛りだくさんに掘ってくるので、とてつもなく低い平均点になります。
素敵な冬に
絶対忘れているだろうと思っていたのに、案外そうでもなくて。
失くしていたものが予期せぬ場所から出てきたときのような、爽やかな嬉しい気持ちがそこにはあるものです。
それが突然だと余計に大きくなるものです。
やまはり
大変な教科の試験が重なった昨夜は1時間程しか眠れなくて、昼に帰宅して倒れるように寝てしまうと、目が覚めたのは5時ごろでした。
学校に向かっていると頭が真っ白になっていって、自転車をこぎながら寝てしまいそうになってぞっとしました。
自分が普段乗っているものがどれだけ恐ろしいものか思い出しました。
一年生の時から同じ組のクラスメイトがいます。
古典の試験の日の朝は、彼が必ずぼくの机まで来て、出題されそうな箇所をまとめてぼくが解説するというのが恒例になっているのですが、今朝も例によって例のごとく彼は来ました。
今回は古典にほとんど時間をさけなかったのであまり役に立てなかったのですが、教科書の試験範囲と問題集の試験範囲のバランス、今回の試験を作った先生の好み、先生の発言に含まれているヒント、漢文と古文の割合などなど、諸情報を総合して、ぼくなりの意見を言っておきました。
そんなことをしていると、別のクラスメイトが寄ってきて何をしているのかと聞きます。
すると彼が、
「うっしー(ぼくの学校でのニックネーム)すごいねんで!
毎回試験直前に出そうなところ聞いたら当たるねん!
この前なんか、
教科書が漢文が多くて、ということはも問題集からは古文が出されるやろ?それで、今回は○○先生やから、あの先生は古文ならこういう変な文法問題出すの好きやし、この辺を抑えとくのがいいかも。ここは授業で軽く流しただけやから出えへんな。今回は漢文が難しいやん。ということは他に出されるとしても簡単なとこやと思うから、ここを一通り見直すのが一番効率がいいと思う。
とか言っててさ、ほんまにその通りになったからな!おかげで前日は試験勉強一切してないのにバッチリ点数頂いたわ!(笑)」
なんてことを言ってくれて、それがちょっと嬉しく、また、バタバタの試験前適当に言っただけのことをよくそんな細かいところまで覚えているものだなと感心しました。そういう恒例の習慣っていいですよね。
ちゃんとまとめておかないと明日またあいつが聞いてくるからな~、という試験勉強のモチベーションにもつながります。
決まった範囲で出題される定期試験は勉強内容以外のテクニックが使えると楽になります。
出題者はいつも目の前にいる先生なのですから。
しかし、これが英語になるとお手上げです。笑
くやしい~
今日から来週の水曜日まで試験です。
今日は英語と化学で、化学の計算で試験終了の直後に失敗に気づいてすごく悔しかったのですが、定期試験で落ち込んでも仕方ないので明日の教科も頑張って整理します。