航海者たち
「日本人は航海者だった。」
テレビがついていて、NHKの深夜番組がかかっていました。
それが人類進化学者の方と俳優さんのトークで、ずいぶん久しぶりにじっくりテレビを見ましたが、すごく面白かったです。
確かに言われてみると日本列島に来るには100%海を越えてくる必要がありますよね。
つまり、日本人であることは航海者の子孫であるということ。
大陸から見える無限に広がる水平線を、わざわざ命の危険を冒しながら越えてきたわけです。
大陸で普通の暮らしを続ければ、そのままの生活は続けられます。
その普通の生活をすべて投げうって、なにがあるかもわからない海を越えていく。
今でこそ、海の向こうにはどんな世界が広がっているのかが分かります。
それが、今のような航海技術もない時代に、何があるのかもわからず、そもそも何もないかもしれない海を渡ってきたのです。
ぼくらのご先祖は、何を思って、何を目的に海を渡ってこの島に渡ってきたのだろう。
そこに、この極東の島国の民族が何たるかが隠れている気がします。