撮影計画 その1
突如いただいた撮影の機会に喜んでいるのですが、そのことについて、ぼくのカメラ事情について書いておきます。
使えるカメラを出してみると、これだけありました。
動かないものなら他にもあります。
いづれも数十年前のカメラで、もちろんフィルムカメラです。
ちなみに、池田さんがお聞きくださった東京に連れて行った一台。あれは修理に出しています。
講演会仲間と京都の霊山護国神社にお参りした日、早めに家を出て大阪に寄っていました。阪神百貨店の催し物売り場の階に阪神タイガースショップがありますが、その奥に小さなカメラ修理屋さんがあります。
昔は百貨店の一等地に大きく店を構えていたそうですが、時代はデジカメの世に移り変わり、今ではこじんまりとしたお店です。
デジタルのカメラは、一度壊れると修理に出しても部品のユニットを丸ごとごっそり変えるだけですから、何十年も経験を積んだ修理屋さんは必要ありません。
それでも、最近のフィルムカメラブームも重なり、顔を出すとお客さんがいらっしゃることも多いです。
かなりの金額がかかりますので(作業は時計の修理をイメージしていただけると、それに近いです)、泣く泣くピカピカだけど動かないカメラ(いずれもフリーマーケットで破格で手に入ったもの)を下取りに出し、見かけはボロボロのカメラ君を修理に出した次第です。あと1週間くらいで仕上がると思います。
これがフィルムカメラが好きな理由の一つなのですが、電子回路が組み込まれる前の機械式のカメラは、ほとんどの場合は職人の手で治ります。しかし、複雑な電子回路が詰め込まれたカメラは最近の家電と同様、修理は不可能に近いです。
つまり、大切に扱えば、手入れ次第でいつまででも使えるのです。
その証拠に、数十万の高級フィルムカメラもあれば、大衆機になると数千円、数百円で投げ売りされていますが、そんなものでも動くのです。
今日は限界なので、続きは明日書きます。