三島由紀夫さんと青山繁晴さん
「青山繁晴が答えて、答えて、答える」での青山さんの三島由紀夫さんのお話を聞いた直後に三島由紀夫さんの映像を見ると、感じることが沢山ありました。
青山さんと三島さん、違うところは全く違いますが、しかし、共通するところはものすごく共通していると思います。
三島由紀夫さん。
本物の国士、そして、文学者としては他の作家にはないオリジナルな作品を生み出した天才です。
しっかりと日本というものを芯に持ちながら、海の向こうの異文化に通用する普遍性を持ちえたことが三島文学が世界で愛される理由ではないでしょうか。
そして、生きていらっしゃれば間違いなくノーベル文学賞をお取りになっていたはずの三島さん。
池田さんの仰る通り、生まれるのが早すぎたのだと思います。
それでも、決して三島さんは無駄死にしたのではないと思っています。
クーデターが失敗に終わったのは、天の救いだったのではないかと、どうしても思ってしまうのです。
失敗し、日本人同士の戦闘となることなく、自決という最後を選ばれたからこそ、意味のある死になったのではないかと。
人によって、国士としての三島由紀夫さんへの意見は様々だと思います。
それでも、形は違えど、みんなの心に魂を残した方です。
みんなの考えるきっかけになっていると思いますから。
ここ最近、「青山繁晴が答えて、答えて、答える!」を目についたものから聞いています。
参加される番組それぞれに個性がありますが、この番組は青山さんの哲学書と言えるものではないでしょうか。
生き方のヒントに満ち溢れています。